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ニクソン政権には強力なヒーローが加担していた。
ヒーローたちのおかげでベトナム戦争も勝利。
反政府運動にはヒーローが鎮圧にやってくる。
ヒーローという絶対的な監視者が国民を見張る。
全世界を見張るヒーローだ。

ベトナム戦争勝利で、
ウォーターゲート事件も起こらないのでニクソンは3期目。
戦争に負けたことが無いので、
アフガニスタンでソ連と真っ向勝負に出ようとしている。

必然的に核ミサイルの脅威とジレンマが起こる。

それが終末時計の指し示す時間だ。

この二つの意味を併せ持つ「Watchmen」はサイコーだ。

さすが、DCコミックを不況から救ったコミックだ。
ヒーローのジレンマがよくできている。

80年代のカルチャーや、世界情勢それらが、本当にうまく融合できている。
また、映画のオマージュも多彩。
DCヒーローたちへのシニカルなパロディ。

それらがミックスしたサイコーの内容だ。

クソガキには分からないところがこの映画のカッコイイところだ。

まず、
1)80年代の世界情勢と歴史を知らないとストーリーの意味がわからない。
2)80年代のカルチャーを知らないと演出の巧みさが理解できない。
3)アメリカンコミックスのヒーローをたくさん知っていないとシニカルな演出やパロディを理解できない。
4)イデオロギーの対立を知っていないとドキドキしない。
5)他の多くの映画を見ていないと、演出の意図が理解できない。

上記5つの要素を持つ映画だ。

だから、ただのヒーロー映画だと思ってみると首をかしげるだろう。

1)これは、冷戦の情勢や現実世界での歴史をしっていないと、
劇中ではヒーローによって歴史にどのような手を加えられているのか、楽しめないだろう。平行世界がどれか、分からないことになる。

2)80年代の家電やテレビカルチャーなどを知っていると相当たのしめる。
アップルコンピューターのCMとか劇中の音楽の意味とか。

3)劇中のキャラクターは多くのヒーローのパロディ。
だからそれぞれのキャラの意味を知っていると、演出の意図が分かる。
コメディアンというキャラは「ジョーカー」と同じ思想だ。
ナイトオウルはまさに「バットマン」でインポの演出はそのものだ。
そういった演出を理解しているかどうかで、シーンの意味が変わる。

4)イデオロギーによる対立は、ヒーロー自身にも存在している。
国とヒーローの癒着にはそういった色がよくでている。
アメリカは共産主義になるなら、死んだほうがマシという思想だ。
それが劇中にも登場する。
また、アメコミ系の悪者たちが描く究極のイデオロギーとジレンマをヒーローが発想する。
見所だ。

5)劇中は多くの映画のオマージュシーンが登場する。
一番わかりやすいのは「ランボー」とか「地獄の黙示録」だと思うが、
それ以外にもたくさん入っている。「博士の異常な愛情」なんてのも登場する。


それらが、分かると相当楽しめると思う。
すべての人にも楽しめるようにしようと思えば、
シナリオをゆるくして改変してできるだろうが、
それをしたらWatchmenではなくなると思う。
事実、これまで映画化は何度か聞いたが、そのたびに消えていた。
昔、テリーギリアムで映画化をきいたことがある。
ここまでハードコアな原作重視は久しぶりに見た。

鑑賞後に、「意味がわからん」「おもろない」なんてことを、
大きな声で、言ってしまっている10代っぽいいかにも、
バットマンとかスパイダーマンと同じ感覚で観に来ました的なクソガキがいたが、
多分、そうなるだろう。
40歳前後の人なら楽しめるのじゃないでしょうか。

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無題
これむっちゃ観たいねん!!!
43210 2009/03/30(Mon)23:29:21 編集
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